「汗・ベタつき・におい」が気になる夏の頭皮は、想像以上に“うるおい”を求めています!
「汗・ベタつき・におい」が気になる夏の頭皮は、想像以上に“うるおい”を求めています!

気温がじわじわ上昇し、湿度も高くジメジメ・ムシムシの日が続く今の時期、ふとした拍子に自分の「頭皮のにおいやベタつきが気になる」という人も多いのでは?

しかも、「年齢を重ねるごとに、においが気になる」という声も。実はこの背景には、頭皮の“乾燥”が潜んでいる場合が!

そこで、頭皮の乾燥を招く原因と、乾燥によって頭皮トラブルが起こるメカニズム、その対処法についてラ・カスタ オフィシャル ヘッドセラピスト 細川ひろ子が解説します。

監修者プロフィール
ラ・カスタ オフィシャル ヘッドセラピスト 細川 ひろ子
ラ・カスタ オフィシャル ヘッドセラピスト 細川 ひろ子
ラ・カスタ 銀座本店でメインセラピストを務めながら、
イベントやテレビ出演、NHKセミナーなど幅広く活躍。
専属技術インストラクターとしての技術指導、専門知識の提供も行う。
初夏の頭皮は“インナードライ”に要注意!
ベタつくけれど肌内部はカラカラに乾燥中
初夏の頭皮は“インナードライ”に要注意!ベタつくけれど肌内部はカラカラに乾燥中

“冬の頭皮が1番乾燥する”というイメージですが、初夏も乾燥しやすい要注意シーズン。

冬の頭皮の乾燥は、空気の乾燥+エアコンによる乾燥が主な原因。皮脂量が少なくなり、乾燥性のフケに悩まれる方が多くいらっしゃいます。
一方初夏は、紫外線ダメージによる皮膚のターンオーバーの乱れによって水分保持力が低下。そこにエアコンの冷風や気温差により乾燥が加わり、「頭皮が乾燥しているにも関わらず、汗や皮脂でベタつく」というインナードライの状態に陥りがちです。

インナードライとは、肌の水分不足を補うために皮脂を過剰に分泌し、表面的にはベタついたりテカったりしているものの、肌内部はカラカラに乾いているという状態。

ベタつきが気になるからと、頭皮をゴシゴシ擦って負担をかけたり、洗浄力の強すぎるシャンプーを使って皮脂を取りすぎて乾燥させてしまうこともインナードライを加速させる原因に。

「頭皮が乾燥しているにも関わらず、汗や皮脂でベタつく」というインナードライの状態に陥りがち

分泌された皮脂は日々のシャンプーできちんと洗えていないと、酸化して過酸化脂質に変化したり、シャンプーのすすぎ残しである洗浄成分の残留と混ざったりすることで、嫌なにおいを発生させる原因にもなります。(実は、毎日しっかりシャンプーをしているつもりでも、すすぎが足りていないという人が7~8割ほどいらっしゃいます!)

また、髪で隠れてしまっている頭皮のインナードライは自分では気づきにくく、無意識のうちに、においやフケ、かゆみに繋がりやすいのです。

インナードライ対策に「頭皮の保湿習慣」、始めよう

頭皮のインナードライを解消するために、まず心がけたいのが<頭皮の保湿>。頭皮の水分と油分のバランスを整えることで、フケやかゆみの軽減に繋がります。

また、バリア機能が整うことで、紫外線による乾燥などのダメージからも守る効果が!
頭皮の皮膚の柔軟性にも関わってくるため、頭皮の弾力アップにも繋がり、毛根に栄養が届きやすくなります。

「頭皮が乾燥しているにも関わらず、汗や皮脂でベタつく」というインナードライの状態に陥りがち

<頭皮の保湿>を習慣づけることで、ハリ・コシのある健やかな髪の毛が成長しやすい環境へと導きます。

アロマエステ スキャルプ リペア エッセンス

頭皮用ローション「アロマエステ スキャルプ リペア エッセンス」は、ハーブの恵がとけ込んだ、頭皮のための化粧水。洗髪後の清潔な頭皮にピンポイントで届くジェットスプレータイプで、頭皮にまんべんなく塗布ができます。

オレンジやラベンダーといったオーガニックエッセンシャルオイルの香りも心地よく、ナイトルーティンのお供にぴったり。

アロマエステ スキャルプ リペア エッセンス
使い方はこちら!
使い方はこちら!

STEP1. シャンプー後の清潔な頭皮に使用。まずは前髪の生え際から頭頂部に向かって髪をかき分け、3箇所に塗布。

STEP2.こめかみあたりで髪をかき分け、側頭部片側6箇所ずつ、頭皮にまんべんなく塗布。

STEP3. 後頭部は、髪をハーフアップにする要領で毛束を上下に分け、境目を中心に後頭部全体に行き渡るように5箇所に塗布。

STEP4. 指のはらを使って頭皮全体になじませる。生え際から頭頂部に向かってジグザグに、側頭部は耳上から頭頂部へ、後頭部はうなじから頭頂部に向かって指を交差させ、それぞれなじませる。

頭皮のトラブル対策には、
食生活の見直しや睡眠の質向上も効果的!
気になる頭皮のにおい対策には、食生活の見直しや睡眠の質向上も効果的!

シャンプー剤をしっかりすすぐこと、清潔に洗い上げた頭皮を保湿することに加え、日常生活における心がけも頭皮のトラブル対策に有効です。


◆髪の主成分であるタンパク質やミネラル豊富な海藻類、ビタミンや亜鉛を意識して摂取する。

糖質の摂りすぎは頭皮の「糖化」を招く危険性が。脂っこい食事やアルコールの摂りすぎも皮脂分泌を増やしてしまいます。

日々の食事で心がけたい「まごはやさしい」。和食は髪にもとてもよい食事と言えます。

「ま」=豆類(大豆・納豆・豆腐など、タンパク質が豊富)
「ご」=ごま・ナッツ類(ビタミンや亜鉛で血行促進)
「は(わ)」=わかめ(海藻類のミネラルで髪の成長をサポート)
「や」=野菜(緑黄色野菜・根菜などビタミン、食物繊維で代謝アップ)
「さ」=魚(青魚・小魚のEPA、DHAで頭皮の炎症予防)
「し」=しいたけ(キノコ類で免疫力アップ)
「い」=いも類(さつまいも・じゃがいもで便通改善)


◆適度な運動やリラックスする時間を設けて、副交感神経を優位にする時間を増やす

過度なストレスは皮脂分泌を増やすため、においの原因に。


◆きちんと睡眠を取る

睡眠不足も皮分泌を増やす原因。きちんと睡眠をとることで自律神経を整えるホルモンバランスも安定し皮脂分泌も整いやすくなります。


◆頭皮の風通しをよくする

紫外線対策とはいえ、帽子の長時間着用は蒸れの原因に。こまめに着脱するなど、適度に頭皮の風通しをよくするよう心がけましょう。


においやフケ、かゆみの原因となる頭皮のインナードライ。ぜひ「頭皮の化粧水」を使った保湿ケアで頭皮の水分バランスを整えて、本格的な夏到来前に、健やかでさわやかな頭皮を手に入れましょう!

アロマエステ スキャルプ リペア エッセンス