髪の乾燥注意報?冬こそ「重ね付けケア」を。
気温も湿度もぐっと下がり始めるこの季節は、肌や髪から水分が逃げて、特に乾燥が進行する季節です。
また、ヘアサイクルは4ヶ月前の生活環境の影響を受けやすいと言われているため、夏の強い紫外線によるダメージが、頭皮や髪にダイレクトに現れる時期でもあります。
さらに、湿度の低下により空気の乾燥が進むと静電気も発生しやすく、髪はパサつきや広がりが気になるように。ダメージのある髪は、水分が逃げやすいため、より乾燥してパサつきを感じやすいと言われています。
これからの季節に意識したいのは「毛先のケア」。
空気の乾燥や静電気によってダメージが蓄積した毛先は、キューティクルが開き、髪内部の水分やタンパク質が逃げやすい状態。その毛先から乾燥やパサつきが進行し、髪全体のダメージへと広がります。
ダメージ毛では「ダメージホール」と言われる空洞が発生し、そこから水分が逃げやすくなります。
お手入れをしても、なかなか手応えを感じにくい時は、このダメージホールが原因かもしれません。
また、気温が下がるにつれ着用する機会が増えるセーターやマフラー・ストールは、ポリエステル素材を使用していることが多いため、髪との摩擦で静電気が発生しやすくなります。静電気は、広がりやまとまりにくさだけではなく、毛先にもダメージを与えるので、枝毛の原因にもなります。
乾燥や静電気が気になる季節は、「徹底的な保湿」が必須です。
ダメージを受けている髪は、キューティクルが開いているので、いくら栄養や水分を与えても逃げやすい状態。キューティクルケアのためにも、お風呂上がりの「アウトバスケア」を必ずおこないましょう。
この時期のアウトバスケアのポイントは「髪のうるおいをキープする」こと。
うるおいを与えるだけでなく、うるおい続ける髪を叶えるためには、「髪の化粧水」+「髪の美容液」の重ね付けケアを。
「重ね付け」とは、肌に化粧水や乳液を重ねるように、髪にも重ね付けが必要という考えから生まれたスキンケア発想のヘアケアのこと。
まずは、“髪の化粧水(ヘアローション)”で髪内部にしっかり水分を与えましょう。お風呂上がりに肌へ化粧水をつけるように、髪にも化粧水で水分補給をすることで、髪の芯までたっぷりうるおいで満たすことができます。
その後は、うるおい成分を閉じ込めるために“髪の美容液(アウトバストリートメント)”で髪表面をケアしましょう。開いてしまったキューティクルを補修し、質感を整えます。
アウトバスケアのポイントは、毛先からもみ込むこと!ダメージは毛先に向かって高まるため、毛先からしっかりと塗布します。ダメージが深刻な方は、最後に毛先にのみヘアオイルを更に重ねるのもおすすめです。
肌を慈しむように髪を慈しむ重ね付けケアで、ツヤのあるなめらかな髪を目指しましょう。
ラ・カスタでは、「髪の化粧水(ヘアローション)」と「髪の美容液(アウトバストリートメント)」をそれぞれ3種類ラインナップ。髪質やなりたい仕上がりからアイテムを選んで組み合わせることができます。