SPECIAL INTERVIEWスペシャルインタビュー


エーデルワイスの
強さとしなやかさが
女性を勇気づけてくれる
植物療法士森田敦子さんAtsuko Morita
日本における植物療法の第一人者。サンルイ・インターナッショナル代表。客室乗務員時代に植物療法に出合い、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学ぶ。フェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動もおこなう。
フィトテラピー普及医学協会のアジア唯一の認定校「ルボア フィトテラピースクール」を主宰。世界45ヵ国に展開する仏雑誌「ELLE」にて、「エルが選ぶ世界のチェンジメーカー100」に選出。
エーデルワイスシリーズに使われているエーデルワイスのエキスは、実はラ・カスタ ナーセリー(自社農園)内の有機JAS認証ほ場で栽培したエーデルワイスから抽出したもの。スイスの国花であったり、化粧品原料としても名前こそよく知られていますが、日本での栽培が難しいことやどのような性質を持つのかなど、知られていない部分も多い神秘的な高山植物です。
そこで、ナーセリーのある長野県大町とゆかりがあり、ヨーロッパの植物・ハーブ事情に詳しい植物療法士の森田敦子さんに、エーデルワイスという植物の特性や魅力について、教えていただきました。


01_高山植物のエーデルワイスを
大町で栽培できた理由成功を支えたのは、土壌学や農学の
専門知識を持つスタッフの存在
長野県大町とゆかりがあると伺いました。
知人の別荘が大町にあったんです。もともと山岳部で山が好きだったので、しょっちゅう訪れているうちに土地を購入し、訪問看護ステーションとハーブ園の運営までスタートさせてしまいました(笑)。アルペンローゼさんが大町で自社農園をされているというのはもちろん知っていて、2~3年ほど前に代表と直接会う機会があり、すぐ見学させていただいたんです。
植物療法のプロの目から見て、ナーセリーはいかがでしたか?
土壌学、農学を深く理解した専門知識を持つスタッフの方が現場にいることに心を打たれました。植物を植物療法やコスメに使うというと、「なんとなく髪や肌によければOK」というイメージがありますが、本来は植物の性質だけでなく、土壌や水質、気候の知識に加え、「この成分には、こういう作用が認められる」というエビデンスの裏付けを取るために徹底的に分析する必要があるんです。
私の母は土壌学の学者で、私も日本全国の土壌について学んだのですが、この大町の土壌は、火山灰や腐食した有機物などから成る真っ黒な「黒ボク土」と呼ばれます。こうした専門用語で話せる人は滅多にいません。それだけに、土壌についてスタッフと話が盛り上がったときは驚いたし、うれしかったですね。
大学の教授から「大町でエーデルワイスの栽培は絶対に無理」と言われたと伺いましたが、不可能を可能にしたのはこうしたスタッフの存在が大きいと思います。
日本でエーデルワイスの栽培が難しいのはなぜですか?
エーデルワイスは、アルペンローゼ、エンツィアンと並ぶスイスの三大名花である高山植物。標高900~3000mで育ちますが、大町は標高700m程度。また、大町のような黒ボク土は日本に多い土壌で、痩せた高山の土壌とはまったく異なりますので、エーデルワイスを同じ標高で育てたとしても、必ず同じ抗酸化・抗炎症作用を持つとは限りません。土壌をはじめ、水、気候、日照時間などで、見た目は同じでも成分が変わってくるからです。
その点、ナーセリーで育てたエーデルワイスには「フェニルプロパノイド類」がしっかり含まれています。これは、環境ストレスによる肌や髪の揺らぎだけでなく、エイジングによるさまざまな悩みをケアしてくれるなど、女性の美をトータルにサポートしてくれる美容成分なんです。それくらいしっかりと美に寄り添ってくれる美容成分が含まれたエーデルワイスを、大町で栽培に成功したのは本当にすごいこと。四季を通じて自ら手を動かして黒ボク土に何を足せばいいのかを研究し、水質や標高、気候の違いを乗り越える術を見つけたスタッフの努力の賜物だと思います。
しかもナーセリーの一部区画では有機JAS認証を取得していますよね。取得はとてもハードルが高く、その畑の過去の履歴や使用した農薬や除草剤なども問われ、それらを論文にまとめなければなりません。時間と労力を要するだけに、どこかに外注すれば済むという話ではないので、土壌に対する意識の高さがここにも伺えますね。

02_実は戦略家!エーデルワイスの魅力に迫る欧州では別格の高貴な植物
白い毛で過酷な高山を生き抜く
エーデルワイスシリーズのシャンプーとヘアトリートメントの使い心地はいかがでしたか?
香りもテクスチャーも素敵でうっとりさせられました。EDELWEISSとパッケージに書いてある時点で気分が上がります。
私も植物学を学ぶためにフランスに行って初めて知ったのですが、ヨーロッパでは「高貴な」という花言葉のとおり、孤高なイメージで、他の花とは別格というとらえ方をされているんです。スイスで登山をしたとき母と見かけたことがありますが、手で触れて確かめるのが習慣になっている私でも、うかつに触れられない神秘的なムードがありました。
ヨーロッパの植物療法では、気管支炎のときに飲用のエーデルワイスが用いられ、美白や紫外線防止などを目的とした化粧品にも使われていますが、ラベンダーなどのようには大衆化されておらず、ラグジュアリーなイメージです。
日本だと映画『サウンド・オブ・ミュージック』の中に出てくる歌のイメージで、「可憐な花」という印象が強いです。
実はIQが高く、種の保存のためなら手段を選ばないしたたかさを持った植物なんです。全体が白い毛に包まれているのは、紫外線が強く、乾燥も激しい高山で生き残るための生存戦略の一つ。毛があることで光を反射し水分の蒸散を抑えて、葉や花を守っています。また、岩場などでもしっかりと緊密な根を張り、水分や栄養分を効率的に吸収しています。
見た目の可憐さの下に隠された、戦略的で揺るぎない強さと柔軟性に富むしなやかさ。それがエーデルワイスの真の魅力だと思います。


03_エーデルワイスが象徴する新しい女性像守るべきもののために
立ち上がる強さが
新時代の女性の姿と重なる
エーデルワイスシリーズは「『自分自身のスタンダード』を格上げする」がコンセプトですが、森田さんが思い描く「女性の美しさ」とは?
「『自分自身のスタンダード』を格上げ」という言葉には、高貴でパワフルなエーデルワイスのパワーで、その人本来の美しさを底上げしていこうという意味が込められていると思います。一方で、エーデルワイスには「山の女王」という別名もあります。一見、優雅な名前ですが、私は「山や土壌にかしずかれている絶対的な女王」というイメージを抱いているんです。
よく女性は「可憐でたおやか」などと言われますが、私自身は「そんなわけがない」という気持ちがありまして(笑)。いくつになっても自分が女性であることを前向きに受け止めて、見た目を美しく整えるだけでなく、目に見えないデリケートゾーンなどを含めた体と心のケアに手をかけてあげる。そして、エーデルワイスのように強さとしなやかさを持ち、守るべきもののために立ち上がる。そういう女性に美しさを感じます。
エーデルワイスの強さとしなやかさは、さまざまなストレスにさらされながら頑張る女性を勇気づけてくれますね。
種の保存のために貪欲に土壌の微生物や菌を取り込み、生き残りを図る一方で、健やかさを保ち続けるその生命力や凛とした美しさを惜しみなく私たちに分け与えてくれる。そんなエーデルワイスの姿は、働く女性をエンパワーメントしてくれ、家庭や組織の中で女性の新たな位置づけを必要としている今の時代にとてもフィットしていると感じます。
女性が幸せであることが社会の基盤になる今だからこそ、エーデルワイスシリーズは、新たな女性像としてのアイコンになる力を秘めているのではないでしょうか。



